2007年5月アーカイブ

 大企業が次々に裁判員休暇制度を導入している。余裕がある大企業だからこそできる業。中小企業なんて真似出来っこない。政府が中小企業にまねするように呼びかけても聞く耳持たないでしょう。
 5月末ごろに模擬裁判員選出手続きを行って成功狸に終わらせたが、やはり大企業だからこそできたこと。中小企業だったらたぶん出廷もしないだろう。そんな余裕はないから。
 裁判所が今回のような気持ちで裁判員制度に臨まれたら、中小企業と個人商店は清算・閉鎖するところが続出するのではないだろうかと気が気でなりません。

 ある弁護士会に「裁判員制度反対」の会長がいて頼もしい限りなのですが、私の場合は罪なき市民が無理やり束縛される「庶民虐待法」が第一義になってしまっています。
 あまり弁護士の方とかからの視線ではやはりこのブログ、変なイデオロギーしかないのかもしれません。死刑に多数決はちょっとひどすぎますし、なんだか被告は良心のみに拘束される裁判官でなく、裁判所のくじ運で判決が決められるような感じもしますね。

どっちにしろ、庶民の幸せのため裁判員制度廃止は必須です

こんなんじゃ裁判員制度の始まった日本はまさに私たちが生活できる国ではなくなってしまうよ。

毎日新聞社説(5月22日)

 あ~あ、富裕層はのんきだな。低所得者や中小企業は倒産、PTSD自殺、セクハラパワハラ自殺、自己破産、その他、国民は気が狂ってしまう。
 庶民は首を洗って待ってろ、ってことでしょうか。

 「『三人寄れば文殊の知恵』というように、裁判官3人を含め9人で議論するのだからまったく心配はない。自信を持って参加してほしい」。
 なにそれ、人数が多ければそれでいいの。それ以前の不安を抱える国民はたくさんいるだろうよ。3人寄ったって「被告のお礼参り」を防げるんかい。3人寄ったってリストラされた裁判員の再就職の世話ができるんかい。3人寄ったって裁判員に出ている間に荒らされた田畑を復旧できるんかい。
 どうだ!3人寄ればこれの10倍くらいの問題が出てくるぞ!何も起こらないうちに裁判員制度を廃止した方が身のためだよ、裁判官殿。

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