今知った話ですが、暴力団が関係すると裁判員裁判から外れるのではなかったのかな、と考えるとまさに苦役の強要です。
これで幸せな生活を奪われてはたまったものではありません。
(読売新聞より引用)
福島地裁郡山支部では29日、暴力団組員が被告となった。裁判員選任手続きには、出席を求められた裁判員候補者47人のうち11人が欠席。
出席率は、これまでで最も低い77%だった。
地裁は、出入り口に金属探知機を設置。警察官立ち会いの持ち物検査を行い、パトカーが周辺を巡回した。裁判員候補者の無職女性(25)は「内容を知らずに来たが、(暴力団と聞き)少し怖い」と話した。
裁判員法では、裁判員が暴力団による報復などを受ける恐れがある場合は裁判員裁判から除外できる。今回は検察、弁護側ともに「組織的な犯行でない」として除外申請をせず、地裁も適用しなかった。
諸沢英道・常磐大教授(被害者学)は「暴力団関係の事件にしては意外に出席率は高い印象。市民の務めという意識の人が多かったのではないか。裁判所は、裁判員に危険が及ばないよう顔を見えにくくするなどの対策をするべきだ」と指摘する。