2008年12月アーカイブ

1 一方的呼び出し力
  日程調整を一切せず、郵便一通で呼び出せる力はとんでもない。この一通で倒れる裁判員候補者もあらわれる。

2 高い過料
  十万円という、庶民には手が出ないとんでもない金額。スピード違反(30キロ以上)の罰金はだいたい5万円がいいところ。

3 裁判所という組織
  十万円を支払わなければ裁判所はその権限を発揮して給料や銀行口座の差し押さえをすることは簡単なことである。

4 さまざまな恐怖もいとわせない
  凶悪犯からにらまれ、協議におけるセクハラ・パワハラの脅威に体調を悪くしても大して悪く思わない推進側

5 賛同しまくる日本の上位階級
  特に「裁判員制度を予定通り実施することを強く要望する」などとほざく日弁連執行部が典型的であり、とにかく裁判員被害を受ける市民には味方が皆無という状況

 上記の非人道的拘束力は破壊力となって市民を襲ってくる。本当に福田元総理のように裁判員候補者を投げ出したい市民を顧みないのだ。

 不景気ですべての人が絶望感にひしがれている中、政府は裁判員制度だけが何事もなかったかのように始めようとしている。

 抜本的な景気対策の一つとしては裁判員制度を廃止することは当然のこと。仕事が見つかっても裁判員任務とかぶった場合は裁判員が優先される。これほど非人道的なことはない。

 景気悪化の元凶が裁判員制度であっても政府・最高裁・日弁連執行部が蓋をするのでかなわない。外国に見栄を張る必要なんてないのに。

 裁判員制度廃止により景気対策を求めるのは不自然なことですか。

 経済危機のあおりで多くの市民が解雇されたりしているのにかかわらず、裁判員制度だけは何もなかったかのように実行しようとしている。これは解雇された裁判員候補者の就職活動を阻害するものであることには間違いないし、給与カットで貧困者が多くなることだって考えられます。

市民が苦しんでも裁判員制度だけは正常に機能しようとしています。

これは政府が市民に対し迫害していることに相当します。

少なくとも失業・貧困は裁判員辞退の理由とすべきであると考えます。

11.22東京集会

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 社会文化会館は社民党が入居しているのでびっくりしました。もしかして昔の日本社会党の建物かもしれない。すでに報道陣に包囲されており、何とか国会図書館入り口側から突破して5階の集会会場までたどり着きました。

 全体の結論としては、裁判員制度は将来の徴兵制につながる制度であるというのが結論として挙がったと考えてしまうが、私も十分に同感であります。憲法第18条違反が最大の反対根拠である私にとってはあまり呑み込めないことはあっても、やはり徴兵制の復活は嫌です。

 元小学校の先生(女性)が非常に燃えていました。学校という教育現場は裁判員制度は参加して当たり前という思想に染めろとなっているし、先生自体も教員免許更新制度の導入によって国の理想どおりに形成される制度にしている。あとは、反戦平和教育を受けてきた私たちをどうするか。裁判員制度の強行で自分の思い通りの国民にしようとしているわけだ。

 そんなわけで裁判員制度は、国民が権力側にかなう人物にするために必要な制度と位置付けられるという。私も国民は権力側の言うことを聞けという完全従順型になれという感覚がある。まさに戦前の日本に戻ろうとしているのであります。

 11月28日には最高裁より裁判員名簿記載通知が約30万人の国民に届くそうです。とうとう不幸の手紙発送にこぎつけた最高裁が憎たらしく感じます。

 さらに、最高裁長官には最高裁判事の経験がない竹崎博允さんが登用されようとしています。裁判員制度を定着させるのにぴったりな人事だそうです。竹崎博允さんは、裁判員制度を確立させた功績があるらしく、完全に国民に地獄の制度を突き付けようとしております。

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