2009年3月アーカイブ

ついにあと2カ月だが

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 法務省が裁判員制度を始めようと主張する5月21日まであと2ヶ月。しかしながら、検察の誘導により国民の関心は「西松建設」献金にそらされて、全く危機感を感じさせない攻撃に推進側は出ている。

 今日考えたのは、ずばり出口の見えない不況に発する「裁判員候補者切り」。「派遣切り」を使い果たしてしまい、なおかつ業績が上がらない企業が考えだすものであると思われます。いくら法律第100条違反とはいっても、罰則規定がないのでやり放題。しかも、解雇理由として裁判員候補者を使わず、業績悪化の人員整理とするであろう。

 この「裁判員候補者切り」に対する怒りはどこにぶつけようか。矛先が、法務省、最高裁、日弁連執行部とたくさんありますからね。裁判員制度を大手を振って推進する弁護士会もあるし。

量刑判断の負担

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 闇サイトで知り合った3人がかりで一人殺された事件で、全員死刑が適切なのに一人だけ無期懲役なんて言うことになってしまいました。こんな量刑判断負担と記者会見負担をかけられる裁判員はたまったものではありません。

 被害者の遺族は控訴を望んでいます。なので裁判員になってしまった人は被害者にまで恨みを買ってしまうんでしょうか。新聞協会が主張する「裁判員任務後の記者会見」なんて行かないで逃げて帰る裁判員がほとんどでしょう。ますます裁判員制度に怒りを感じます。

 検察は民主党小沢代表の公設第1秘書を政治資金法違反で逮捕した。

 確かに違法なんですが、時期がすごい。裁判員制度の目くらましに使えるものを取り出してきたからだ。野党は裁判員制度の延期を求めているが、これを根底から揺るがす攻撃に出たものと思えてなりません。

 なぜこんなことを考えるかと言いますと、検察はすでに状況を把握していたにもかかわらずちょうど良いタイミングをうかがったことをにおわせるものがいくつもあるからだ。

 このように権力側は何がなんでも裁判員制度を予定通り実施しようと必死だ。しかし、私たち庶民には有効は阻止手段を持たないだけに非常にやりきれない気がします。

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