防衛省は「レンタル移籍」と名乗った「徴兵制」の構想を出してきた。「裁判員制度」がマスコミ批判なしで進められようとしていることの成果である。ここでまた「弱い者いじめ」となってしまう。中途で脱落したものはネットカフェ難民と化すであろう。ますます罪なき市民が不幸になっていく。
高山氏の著書「裁判員制度はいらない」の帯に「日本人よ、目を覚ませ、憲法違反の裁判員制度は『軍国主義への一里塚』だ!」と書いてあるが、これが実現してしまいそうな状況は非常に危険だ。
2007年8月アーカイブ
裁判所見学が非常に盛んだというニュースを目の当たりにして、まだ現実味を感じていない市民がたくさんいることがうかがえる。特に施行時に未成年である子供たちが法服着てはしゃいでいるのは何とも悲しくてならない。
なにしろ、よほどの身分にならない限り50年間という途方にも長い期間裁判員に徴用されるという脅威にさらされることをまだ実感できていないようで、これもまた悲しくてならない。裁判員になって、リストラされたり、自律神経失調症になったりしても後の祭りだよ。
下のコメントにもありますが、8月18日に日弁連主催で高校生の模擬裁判選手権というものをやっていた。実際にニュースでも放映されました。年齢がら、裁判員の現実が近づいているからそっちも見て頂戴と言いたい。
低所得者にとっては、裁判員になることによって所得減少どころか経費負担という皮肉が起こるし、最悪の場合雇用先を解雇される。これに対する罰則規定がなく、雇用情勢は悪化する。
中小企業にとっては、裁判員として従業員を引き上げられることによる負担がすごく重く、最悪の場合倒産や会社清算につながる。大きな雇用機会の減少が起こる。
そして、これの被害者は最悪は住む家も失い、ホームレス化します。一家離散します。自己破産します。これに対する生活保護はないでしょう。本当に市民の幸せのことを考えるならば、裁判員制度は即刻廃止すべきです。