なかなか順調にいっているように報道するマスコミ各種。そして、NHKはこともあろうにこんなことにしている。
(読売新聞記事より引用)
山岸憲司・日弁連副会長が25日、長野市で開かれた関東弁護士会連合会の定期大会終了後の記者会見で、千葉地裁であった強盗傷害事件の裁判員裁判に関するNHKの報道を「被害者を現場に連れて行き、犯行状況を話させるなどしたことは行き過ぎだ」と批判した。
山岸副会長は「ニュースを見た裁判員と見ない裁判員では事件の印象が違ってくる。裁判員は法廷で出される証拠や証言に基づいて判断すべきで、報道のあり方には慎重を期してほしい」と話した。
裁判は14~18日に開かれた。NHKは、被告の窃盗を目撃して制止しようとし、被告にかみつかれてけがをした男性を取材。インタビューを14日夕のニュースで放送した。男性は現場で状況を語り、傷跡を示すなどした。被告側は公判で事実関係を認めたが、強盗傷害罪には当たらないと主張。地裁は、判決で同罪の成立を認めた。
NHK広報局は「裁判の公正を損なうことのないよう十分配慮して、取材・放送した」としている。