2007年11月アーカイブ

 納税者であり、国家堅持の源である「国民」を不幸にしたままでは繁栄は続かない。
 外国に見栄を張るための裁判員制度導入に追われた政府・裁判所はここ数年、その当たり前のことを忘れていた。
 定率減税の廃止・障害者自立支援法・社会保険料の負担増で国民負担増を実行した今でこそ、国民重視に舵を切り裁判員制度を廃止すべきだ。

 先行きが見えず、明日の生活費にも事欠く国民が裁判員制度のことを考えるはずがない。いくら国家総与党化、日弁連翼賛、マスコミの批判なしで協力を求めても、結局国民にそっぽ向かれてタコが自分の足を食べて死んでいくようなものだ。

 年々給与の減少とサービス残業、税負担の増加や原油価格上昇などによる物価上昇という金銭的負担だけでも十分苦しい国民が裁判員制度という非人道的な拘束力で身体の自由までも奪われたら、もはや生きている気がしないこと請け合いなしだ。ホームレスになる人ネットカフェ難民になる人青木ヶ原樹海に行く人が年々増加することが容易に想像できる。

 労働基準監督署では裁判員に選ばれたために解雇された&会社が倒産した相談が第1位になる可能性も否定できない。

 苦しい生活を強いられている国民に裁判員制度を強要すれば、反政府感情は高くなることが目に見えている。年金問題も払しょくできない政府が裁判員制度に理解して、なんて言っても国民が理解しようとするんだろうか。

 11月13日18時30分から「見えた!裁判員制度の崩壊」と題した集会が東京霞ヶ関の弁護士会館2階講堂「クレオ」で開かれます。それに先立って16時30分から「裁判員制度はいらない!大運動」の呼びかけ人・賛同人会議が開かれます。どれくらい見えたか楽しみです。

(参加後)
 迷った挙句、呼びかけ人・賛同人会議から参加しました。一番真っ先に円卓の奥に行ったのが私です。カミングアウトしようかと思ったのですが、結局ためらってしまいました。市民団体の方もかなり積極的に運動されてて、就職にありつけもしない自分が情けないと思ってしまいました。
 本集会。一番印象に残ったのはえん罪被害者の方が裁判員制度反対を切実に訴えていたこと。16年間闘って勝ち取った無罪を高裁で差し戻しなんてとてもじゃないが怒りを禁じえない。これで裁判員制度に対してはボイコットでもしようとも考えてしまった。

国会がこれじゃ・・・

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 民主党で小沢代表が辞任するという恐ろしい状態になった。政府がまたあさっての方向に行ってしまい、裁判所だけで裁判員制度の準備がなに滞りなく進んでしまう。

 もともと国会には期待できないのですが、ますます期待できなくなり裁判所の思い通りの裁判員制度になってしまい、合法的な国民虐待が成立してしまう。

 国会は内輪もめばっかりやらずに、国民の真の平穏な生活を考えなくてはならないのに何考えているんだろうか。福田総理の狙いは民主党崩壊かもしれない。

 本気で最高裁判所に火をつけたくなってきました。

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