Aさんは、もともと対人恐怖症で人見知りが激しい性格。基本的には無口である。
そんな折裁判員に選ばれて出廷する。審議の段階で、BさんはAさんに対し、きつい口調で無口な態度を批判した。裁判官からも積極的に発言するよう注意を受ける。
翌朝、Aさんは前日の審議がトラウマになってしまって出廷拒否した。しかしながら、このままでは裁判自体が成立しないため、警察によって裁判所に連行された。そして、その日も何も話さないまま、口がきけないまま過ごしていた。
裁判所の判断により、公判終了まで拘置所からの出廷となった。公判自体は4日間で終了したが、Aさんはその日に所在不明となり、翌朝近所の公園で首をつって自殺したAさんが発見された。
裁判員の悲劇第2回
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