2005年09月23日 金曜日

障害者自立支援法(ブログ限定掲載)

 巷では「障害者自立阻害法」、「障害者自殺支援法」という表現を見かけます。それくらいこの法律の内容は深刻な要素がたくさんあるわけで、私も精神のみならず、身体障害・知的障害・育成医療のほうが多大な影響を受けるわけです。
 政府は、「国、地方、障害者それぞれが負担しあって障害者が自立できる制度を維持しよう」とかっこよく言っているわけですが、十分な議論がなされないまま成立を急ぐ厚生労働省の姿勢は全く感心できません。そこで私が考えた名前は、

 障害者の自殺、殺人、孤立、引きこもり及び離隔の支援に関する法律

 はたまたギャグで言っている訳ではありません。面倒見切れないので障害者を殺害する事件も起こりかねません。引きこもり・離隔についても面倒見切れないという要素が出るのではないでしょうか。必死になってもできないものはできないのです。私も必死になって死にかけました。その後の引きこもり生活は並大抵のものではありませんでした。
 基本的人権は「誰しもが健康でかつ文化的な生活を営む権利がある」なのですが、障害者側がこれを放棄するのを負担という形で正当化していないだろうか。
 いずれにせよ、十分な論議の末に障害者が「健康でかつ文化的な生活」をできる最低限の保障を元にすべきではないでしょうか。

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