通院医療費公費負担制度との戦い(健康保険異動を含む)

さらに障害者自立支援法(医療)への移行

 

 

通院医療費公費負担制度(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第32条による)で通院時の自己負担が5%に軽減されるわけですが、申請は結構厄介なものでした。平成18年4月からは自立支援医療(精神通院)に移行しています。

ここでは、新規申請から住所変更、そして医療機関変更その他あった事項について述べたいと思いますので事あるごとに更新します。

平日休めない人は、郵送でできるかどうかの相談をしてみてください。私の住んでいるところでは、申請書がダウンロードできますので。(自立支援医療になってからは原則として患者が手続きをすることになっています、というのは32条のときは医療機関が患者票を持ってましたから面倒見てくれたわけですけど、これからは患者が受給者証を持つなるということもあります。)

 

ここにちょっとまとめてみました

 

2003年7月1日

通院医療費公費負担制度の手続きを勧められる。市役所に行って申請書を取ってくるよう言われる。(医療機関による代行はないのです)

 

2003年7月15日

通院前に申請書を手に入れて通院したが、専用の診断書用紙がなくてお預け。つまり通院医療費公費負担制度の申請用紙だけでなく専用の診断書用紙も取ってこなくてはならなかったわけです。

 

2003年7月29日

3150円で診断書を手に入れて、市役所の社会福祉課に申請に行ったところ、県に提出するのは毎月25日なので次は8月25日に県に提出、9月下旬に患者票が行くといわれて呆然。この間、国民健康保険の異動させるのがめんどくさいのでそれまでは住所異動させない方針となった。(生活に支障なし)

つまり7月15日に提出していれば7月中に県に提出できて、8月から適用できたということです。

 

2003年10月7日

ようやく患者票が届いたということ、9月分の払い戻しを受ける。

患者票には有効期限は7月29日(つまり申請書類を市役所の窓口に提出した日)からと書いてあった。どうなんだろう?

しかも9月4日発行と書いてあるのに医療機関に着くのは月末近くなのはどうしてでしょう?

 

2003年10月10日

住民票を異動させる。このとき国民健康保険証を返却するわけだが、転出証明しかくれない。異動先の健康保険に入れないじゃないのかと突っ込むと、「大丈夫だ」といわれてしまったので、それだけ持って異動先の市役所へ。

異動先では、転入届を出すわけだが、そのときに国民健康保険の異動通知をもらった。この辺よくわからないと首をかしげた。参考までに国民年金は年金手帳に新住所を書いてもらうこと、通院医療費公費負担制度は障害福祉課で扱っていた。

国民健康保険の申請をしたが、前年度の収入を書く欄があり、ゼロと回答するとゼロである理由まで聞かれ、またどうやって生活していたかまで突っ込まれた。保険証は郵送されることに。前の住所では健康保険資格喪失証明を提示しただけですんなりと健康保険証をくれたのに。

 

2003年10月14日

住所が変わったのに伴い(県が違うので)、市役所の障害福祉課にて都道府県間の住所変更による患者票交付を申請する。3ヶ月かかるといわれて呆然。

 

2003年10月21日

通院時に病院に申請書の医療機関控えを渡す。これで診察費は5%が適用された。隣の薬局でひと悶着になるが、ここでも5%を適用してもらう。(いかんせん受給者番号がないと県に請求できないからです)

 

2003年12月16日

異動先の通院医療費公費負担制度の患者票がクリニックに届いた。

前の県の患者票を返却するために次回診療時印鑑を持ってくるように言われる。受給者用の患者票をもらった。交付日は11月11日になっているのになぜこんなに遅れるの。

 

2004年1月22日

近くのクリニックに初診に出かける。本当に初診だけです。薬をパキシルにすると言ったので3割じゃ高いのであります。ここでは診察だけにして、次回は今通院しているクリニックから患者票(医療機関用)を回収してくるように言われる。ここでは代行でやってくれるというので助かります。

 

2004年2月5日

再び近くのクリニックに出かけ、回収した患者票(医療機関用)を渡す。クリニック備え付けの書類に住所と名前を記入して手続きは終了。その日から医療費5%が適用される。

ちなみに手続きとは言っても患者票にスタンプ押されて手書きで書き換えられるだけなのですので次の診療のときに返ってきます。

 

2004年3月13日

就職先で健康保険(政府管掌健康保険)の保険証をもらったのでクリニック提示と同時に保険の種類を変更する手続きを行う。クリニックが代行でやってくれるので本当に助かります。

 

2004年3月17日

国民健康保険を返却するのには市役所の窓口に行かなければならないというので、水曜日に7時まで窓口が開いているというので会社の終業と同時に電車に飛び乗りまくって何とか間に合い、保険証の返還の手続きをする。本当に参った。

 

2005年1月1日

上記日現在、32条が見直されているという状況になっている。昨年10月に「グランドデザイン」で突如として出てきた法案。私も該当者でなくなるかもしれないと戦々恐々状態です。

 

2005年10月8日

来年4月に廃止が濃厚となった32条であるが更新が完了して受給者用の患者票をいただいた。
 それには有効期限が19年の6月になっている。今後の動向で変わるのかな?

 

2006年1月21日

とうとう障害者自立支援法への移行をするための書類をクリニックに提出した。クリニックが代行して手続きをやってくれるので助かる。そうでなかったら、平日に区役所の支援課に行かなくてはならなくなる。これははっきり言って不可能。
 もらったパンフレットには「対象者は現在の通院医療費公費負担制度に同じ」とあるが、今後どうなるかが油断できない。

 

2006年3月7日

通院医療費公費負担制度をご利用の皆様、という郵便が届きその中に申請書が入っていた。次の診察でも申請書をもらった。自分でしなくてはならないが、土曜日に臨時に手続き窓口を開けてくれるのでそれを利用して手続きを済ませる。(3月18日)

 

2006年3月28日

帰宅すると自立支援医療(精神通院)受給者票が届いてきた。なんとも目を点にしたのが「自己負担上限額管理票」。通院のたびに金額書いてもらうんだね。クリニックも薬局も大変だ〜〜。でもって上限額を越えた時点で徴収を打ち切ってくださいという記載もすごい。なんだか医療機関のほうがしんどそう。

さらに「みなし認定B」ということで、暫定期限切れの6月30日までにさらに1年分の受給者票が届くという。

 

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